珍しく仕事終わりの遅い時間に、診療所のすぐ並びにあるフレンチレストラン「Le Taro」にお邪魔しました。
仕事が終わると「少しでも早く帰って体を休めなくちゃ!」という脅迫観念に囚われる私。
しかしその夜は、メインのお魚料理がオマール海老ということもあり、19時半を回っても、一向に私のテンションは下がらないままです。
食いしん坊が腹ペコでお店に向かいました。
お店には横長の小窓があり、入る前からシェフの姿を伺い見ることができるのですね。
わずか8席ばかりのオープンテーブル。
白を基調にした素敵な店内。
厨房では、シェフがテキパキと手を休めずに、素敵な笑顔で接客中。
その時、扉がすっと開いて、給仕の若い女性が、私たちを中に招き入れてくれました。
今日は私がこちらで開業したから出会うことができた、大切な人たちとの会食です。
モエのロゼで乾杯し、宴はスタートしたのでした。
人生は出会いと別れの繰り返しですね。
大切なご縁は、目には見えない触ることもできない宝物。だから心のポケットにずっと携帯して、人は強くなるのでしょう。
一年前には、縁もゆかりもない場所でした。
変哲のない日常を繰り返しながら、少しづつ私の中の登場人物が増えてゆきます。
素敵ですね。
嬉しいことですね。
その日は、仕事を忘れて道谷シェフのグランメゾン仕込みの味を心ゆくまで堪能したのでした。
オマール海老(≧∇≦)